夜明けと抽象画

 Music Mixが今の気持ちにとても合っている。様々な音楽が次々と流れているチャンネル。言葉のついた音楽も、わからない言葉のついた音楽も、言葉のついていない音楽も、すべていっしょになって聴こえてくる。それにものすごく安心する。fishmansのCDを四枚も借りてきてしまっているが、それらを聴かずして返してしまうのではないかと心配している。

 

 母が復活したので、そのついでに深夜、じぶんが抱えた困難についてを全て話してみた。「もっと苦しめということだよ」と言われたときには苦しくて仕方なくなりなみだも出た。話し終えた今思えば、そういうことを人から言われるたびに泣いている気がする。苦しいことはきらいではないが、もうただただ不毛なのはかなしいのだ。苦しさの中に、それでも砂漠を踏みしめているという感覚が欲しい、どこに辿りつかなくともいいから。それでどうにもかなしくなってしまう。

 

 だけれど一つ話してよかったこともある。それは、じぶんはもしかすると〝抽象的にしか物事を捉えることができないかもしれない〟ということが浮き彫りになったことだ。それが浮き彫りになるのとならないのとではやはり大きくちがう。

 

 朝はもう来てしまったが、安心したので眠りにつこうと思う。